骨粗鬆症外来|横須賀市の婦人科|追浜駅前ようこレディースクリニック

追浜駅前ようこレディースクリニック

骨粗鬆症外来
(こつそしょうしょう)

閉経後の女性は、エストロゲン低下に伴い、骨量が毎年確実に減少してしまいます。骨量の減少を放置すると骨粗鬆症となります。50歳以上の女性の3人に1人が骨粗鬆症になっています。骨粗鬆症になると背骨(椎体)の骨折が起こりやすくなり、その結果身長が縮んだり背中が曲がっていき生活に支障が出てきます。椎体骨折をしても自覚症状がない人もたくさんいます。また骨粗鬆症は大腿骨頸部の骨折も起こしやすくなり、それがきっかけで寝たきりになってしまうこともあります。当院では全身の骨密度を測定することができます。まずは、今現在のご自身の骨量を測定し、骨の健康チェックもしてみませんか? 骨粗鬆症、骨量減少と診断された方には骨粗鬆症認定医の資格を生かし、状態に応じて適切な生活指導や薬剤療法を行っていきます。治療開始後も定期的に骨密度や骨代謝マーカーを測定することで、治療効果があるかどうかは正確に判断することができます。

骨粗鬆症についてもっと詳しくお知りになりたい方へ

骨粗鬆症外来について

加齢と共に骨がもろくなり、骨折の危険性が高くなる骨粗鬆症ですが、推定約1,800万人という非常に多くの患者様が患っているにも関わらず、何らかの治療を受けている患者様は2割以下という現状があります。また、骨折してから初めて骨粗鬆症だったことを知る方も少なくありません。

当クリニックでは、骨粗鬆症の専門知識をもった医師が患者様の骨の状態をわかりやすく丁寧に説明し、きめ細やかな治療を行ってまいります。
当院では、DXA法での全身型骨密度測定装置を導入し、精密な検査が可能です。
検査の結果、骨粗鬆症の患者様には、進行状況により薬物療法を行い一次骨折を予防いたします。
骨粗鬆症の病気は、骨折を起こす前に治療を始めることが大切です。

「女性は閉経後に急激に骨量が減りますので、
閉経したらまず検査を受けることをお勧めいたします。」

どうぞ気軽にご受診ください。

骨粗鬆症はどんな病気?

骨がもろくなり、骨折リスクが高くなる
骨粗鬆症は、老化などが原因となって、骨の量が減少し、鬆(す)が入ったようにスカスカになり、もろくなって骨折リスクが高くなってしまう疾患です。
骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量(骨密度)は、20~30歳頃の若年期をピークに、年を重ねるとともに減少していきます。
この骨密度が減少をきたすことによって骨粗鬆症と言われる状態になり、背骨が体の重みでつぶれたり、背中が曲がったり、変形による圧迫骨折をきたしたり、ちょっとした転倒で骨折するといった事態を引き起こしがちになります。
現在、わが国で寝たきりになる原因の第3位が転倒による骨折ですし、介護が必要となる原因の10%近くが「骨折・転倒」によるものですから、要注意です。

専門的治療や生活改善で骨折リスクは減少する

骨量は、20~30歳頃の若い時期をピークに、年を重ねるとともに減少していきます。
この骨量、ひいては骨密度(単位体積あたりの骨量)が減少をきたすことによって骨粗鬆症と言われる状態になります。
要介護状態の原因ともなる骨粗鬆症ですが、多くの骨粗鬆症の患者さんは、診断も治療も受けず、骨折による腰痛や寝たきりとなって初めて骨粗鬆症と診断されることが多いのです。しかし、骨量減少症あるいは骨粗鬆症は、専門的な診断と治療、適切な生活改善を行い、骨密度の減少を改善し、骨折リスクを大幅に減少させることが可能であります。

女性に多い骨粗鬆症

女性は50歳になったら検査を!

骨粗鬆症は、高齢の女性を中心に年々増加の一途をたどっています。
骨粗鬆症患者の8割くらいを女性が占めており、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下する更年期以降にとりわけ多く見られます。エストロゲンには、骨の新陳代謝に際して骨吸収を緩やかにし、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。閉経して、このエストロゲンの分泌量が減少してきますと、骨吸収のスピードが速まるため骨形成が追いつかず、骨がもろくなってしまうのです。そのため、閉経を迎える50歳前後から骨量は急激に減少し、60歳代では2人に1人、70歳以上になると10人に7人が骨粗鬆症になっていると言われます。特に女性の方は、閉経後は年に一回骨密度を測定しましょう。
一方、偏食や極端なダイエット、喫煙や過度の飲酒なども原因と考えられており、最近では高齢の女性だけでなく、若い女性の骨粗鬆症も問題視されています。

骨粗鬆症の検査

骨粗鬆症の診断は、骨密度の測定で行います。骨の代謝の状態を評価するのに、血液検査や尿検査を追加することもあります。

骨密度検査

骨の強さを判定する際の重要な尺度の1つに“骨密度”があります。当クリニックでは、DXA法(全身型)による骨密度の測定を行っております。

DXA(デキサ)法
DXA法は、二種類の異なるエネルギーのX線を照射することによって、骨密度を測定します。
当院では、学会でも正式な診断指標とされており、かつ、最も骨折してはいけない部位である、腰椎と大腿骨頸部の骨密度を測定し判断します。

身長測定

25歳の頃の身長と比べて、どのくらい縮んでいるかを調べます。25歳時より4cm以上低くなっている場合は、それほど低くなっていない人と比べ、骨折する危険性が2倍以上高いという報告があります。

血液検査

血液検査で骨吸収マーカーと骨形成マーカーを測定し、治療方針を決定したり治療効果を判定します。

骨粗鬆症の予防と治療

骨粗鬆症の原因のうち、年齢や性別、遺伝的な体質などは変えることができません。しかし食生活や運動などの生活習慣を見直すことにより、予防と改善が可能です。

食事療法

骨粗鬆症の治療や予防に必要な栄養素は、骨の主成分であるカルシウムやたんぱく質、および骨のリモデリング*に必要なビタミンD・Kなどです。
カルシウムは食品として700~800mg/日、ビタミンDは400~800IU/日、ビタミンKは250~300μg/日を摂取することが勧められています。これらの栄養素を積極的に摂りながら、しかもバランスの良い食生活を送ることが大切です。
骨粗鬆症の人が避けるべき食品は特にありませんが、リンやカフェイン、アルコールなどの摂り過ぎには注意しましょう。過ぎた量のアルコールは、カルシウムの吸収を妨げたり、尿からのカルシウムの排泄量を増やしたりします。カフェインもまた、カルシウムの排泄を促します。リンを摂り過ぎると、血液中のカルシウムとリンのバランスを保とうとして骨の中のカルシウムが血液中に放出されてしまい、骨密度の減少を招きます。
*リモデリング:骨を壊す働きをする「破骨(はこつ)細胞」が骨を吸収する一方で、骨を作る働きをする「骨芽(こつが)細胞」が、破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨を作る代謝作用のこと。

積極的に摂りたい栄養素を多く含む食品
カルシウム

牛乳、チーズ、干しえび、しらす、ひじき、わかさぎ、いわしの丸干し、えんどう豆、小松菜、モロヘイヤ など

たんぱく質

肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品 など

ビタミンD

あんこうの肝、しらす干し、いわしの丸干し、すじこ、鮭、うなぎの蒲焼き、干し椎茸、きくらげ、煮干し、干ししいたけ など

ビタミンK

納豆、抹茶、パセリ、しそ、モロヘイヤ、しゅんぎく、おかひじき、小松菜、ほうれん草、菜の花、かいわれ大根、にら など

運動療法

骨は、運動をして負荷をかけることで増え、丈夫になります。さらに、筋肉を鍛えることで体をしっかり支えられるようになったり、バランス感覚が良くなったりし、ふらつきが無くなって転倒防止にもつながるため、運動療法は骨粗鬆症の治療に不可決です。
骨量を増やすには、ウォーキングやエアロビクスなどの中程度の強度の運動が効果的です。激しい運動をする必要はありません。散歩などは可能なら毎日、あるいは週に数回でも十分ですので、とにかく長く続けてください。また背骨の骨折を防ぐためには、背筋を鍛える運動が効果的です。

薬物療法

病状が進んだケースでは、運動療法に併せて薬物療法を開始します。現在、使われている薬には、骨の吸収を抑える「骨吸収抑制剤」、骨の形成(新しい骨を作る)を助ける「骨形成促進剤」、骨の栄養素である各種ビタミン(D、K)剤などがあります。また、腰や背中などに痛みがある場合は、痛みを取る薬も用いられます。どんな薬を選び、いつから治療を始めるかについては、患者様個々の年齢や症状の進み具合、FRAXによる骨折リスクの評価などを考え合わせながら、医師が判断します。
現在治療に用いられている薬には、主に以下のようなものがあります。病状が進んだケースでは、食事療法や運動療法に併せて薬物療法を開始します。

主な骨粗鬆症の治療薬
骨の破壊を抑制する薬
ビスフォスフォネート製剤
骨吸収を抑制することによって骨形成を促し、骨密度を増やします。骨粗鬆症の治療薬のなかでも有効性の高い薬です。
女性ホルモン製剤(エストロゲン)
女性ホルモンの減少に起因する骨粗鬆症に有効です。閉経期のさまざまな更年期症状を軽くし、併せて骨粗鬆症を治療する目的で用いられます。
デノスマブ
骨吸収を抑える分子標的治療薬、強力な骨吸収抑制効果があり骨密度を一年で数~10%上昇します。
SERM(サーム:塩酸ラロキシフェン)
女性ホルモンと似た働きをし、骨吸収を抑制することで骨の量を増やします。
骨の材料を補う薬
ビタミンD3(エルデカルシトール)
カルシウムの腸管からの吸収を増やす働きがあります。また、骨吸収を抑える作用もあります。
骨をつくる薬
副甲状腺ホルモン(テリパラチド)
骨形成を促進する薬で週1回の皮下注射もしくは、1日1回の自己注射のタイプがあります。最も短時間で骨を形成することができ、骨密度が非常に低い患者さんに適した薬です。
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