予防接種

予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を接種することによって免疫をつけ、特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても軽く済むように行われます。
ワクチンは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられます。これを注入することによって、体内に抗体(病原体と結合し、それを体内から除去するように働くたんぱく分子)をつくらせ、当該感染症に罹りにくくし、また重症化を防ぎます。ほかに、感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。
風しん予防接種のご案内
この予防接種は任意接種で、ご本人が接種を希望する場合に実施するものです。接種を希望される方は、効果や副反応などについて十分に理解したうえで接種を受けて下さい。
1. 接種期間
通年、接種が可能です。
2. 接種対象者
接種日時点で横須賀市に住民登録があり、下記に該当し、抗体検査で陰性または低抗体価と診断されたことがある方。ただし、明らかに風しんの既往歴や予防接種歴がないと医師が判断した場合は、上記の診断は不要です。
- 妊娠を予定または希望する女性
- 妊娠している女性のパートナー(胎児の父親)
- ただし、以下の方は対象から除きます。
- 風しんの予防接種歴があるかた
- 検査で確定診断を受けた風しんの既往歴がある方
3. 接種費用
風しん抗体検査:無料
ワクチン:3,000円
(麻しん風しん混合(MR)ワクチン、風しん単体ワクチン(共通)
4. 風しんについて
感染は、風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜ様症状ではじまり、発しん、発熱、首周囲のリンパ節のはれなどが主症状です。このほか、眼球結膜の充血もみられます。発しんも熱も約3日で治るので「三日ばしか」と呼ばれることがあります。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。
妊婦が妊娠早期に風疹にかかると、先天性風しん症候群(心臓病、白内障、聴力障害など)の赤ちゃんが生まれる可能性があります。
5. 予防接種を受けることができない方
- 明らかに発熱のある人(37.5℃を超える発熱)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- 過去に接種した予防接種でアレルギー反応をおこしたことがある人
- 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する場合及び免疫抑制をきたす治療を受けている人
- 妊娠している人およびその可能性がある人
- その他、医師が不適当な状態と判断した人
お問い合わせ先;横須賀市保健所健康づくり課 TEL:046-822-4317
インフルエンザ予防接種のご案内
10月1日からお電話にて予約を開始致します。
対象 費用
一般の方 4,000円
65歳以上で横須賀市在住の方 2,000円
※65歳以上の方は資格確認のため、保険証をご持参の上受診をお願いいたします。
高齢者肺炎球菌ワクチン 予防接種のご案内
1.接種期間
通年、接種が可能です。
2.接種対象者
桃色のハガキ(助成券)が送付されています。
- 65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方
3.接種費用
3,000円
横須賀市と委託契約した協力医療機関で接種した場合の費用です。
肺炎球菌(23価)の予防接種を受けたことのある方は、ハガキ(助成券)が届いても任意接種となり、3,000円では接種できません。
4.接種回数
1回のみ
MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)のご案内
横須賀市の予防接種については「こちら」をご覧ください。
子宮頸がんワクチン
ご希望がある方にはHPV(ヒトパピローマウィルス)ワクチンをご用意しますのでご相談ください。