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- 各種検診
当クリニックの各種検診では、「成人健康診査」「子宮がん検診」「ブライダルチェック」をそれぞれ行っております。
疾患を早期発見・早期治療するために、検診を受け、ご自身の健康を守りましょう。
横須賀市の市民健診
- 子宮頸がん検診・成人健康診査・大腸がん検診・肝炎ウイルス検診
- 当クリニックでは受診券は不要ですが、子宮がん検診の無料クーポンはご持参ください。
- 気兼ねなくご利用ください。
検査名 | 対象年齢 | 費用・健診内容 |
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成人健康診査 (詳細はこちら) |
18~39歳 | 1,250円(税込み) 身長・体重測定、血圧測定、尿・血液検査、心電図、診察 |
子宮がん検診 ※1 (詳細はこちら) |
20歳~ | 1,680円(税込み) 問診、子宮頸部細胞診 |
大腸がん検診 ※1 | 40歳~ | 520円(税込み) 便潜血検査 |
胃がんリスク検診 | 40歳~ | 1,360円(税込み) リスク層別化検査 |
肝炎ウイルス検診 ※2 | 40歳~ | 1,250円(税込み) B型肝炎検査・C型肝炎検査 |
後期高齢者健康診査 | 75歳~ | 無料 診察、血圧測定、身長・体重測定、尿・血液検査、心電図検査 |
※1 子宮がん・大腸がん検診無料検診対象年齢の方は、保健所から送付された無料検診クーポン券を受診の際お持ちください。
※2 肝炎ウイルス検診は満40歳の方は無料です。
成人健康診査
横須賀市では若い頃からの生活習慣病予防を目指して、法律で定められた健診項目に市独自の項目を加え、18~39歳を対象とした「成人健康診査」を実施しています。
この健診では、心臓病や高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、貧血、肝臓病、腎臓病など、生活習慣病の疑いがあるかどうかがわかります。
※横須賀市の成人健康診査については、「こちら」をご覧ください。(※外部サイトが開きます)
子宮がん検診
子宮頸がん検診
子宮頸がんは女性特有のがんとしては、乳がんに次いで罹患率が高く、特に20~30代のがんでは第1位となっています。日本では、毎年約10,000人もの女性が新たに子宮頸がんに罹り、約3,000人が子宮頸がんで亡くなっています。(公益社団法人 日本産科婦人科学会より)大体、1日に約10人の方が亡くなっている計算になります。
しかし、早期に発見すれば、早期の治療により改善する可能性が大きいので、そのためにはとにかく定期検診を受けることが大切です。
検診では、問診・視診・細胞診を行います。視診では、腟鏡を腟内に挿入して子宮頸部を観察します。細胞診では、ブラシやヘラなどで子宮頸部をそっとこすり、細胞を採取して検査します。痛みはほとんど無く、短い時間で終わります。細胞診で異常が出た場合は、HPV検査(子宮頸がんの原因となる高リスク型のヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を調べる検査)、組織診、あるいはHPV検査(子宮頸がんの原因となる高リスク型のヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を調べる検査)を行います。
子宮頸がん検診は、性交経験が1回でもあれば、10代でも毎年受けてほしい検査です。
横須賀市の子宮頸がん検診については、「こちら」をご参照ください。(※外部サイトが開きます)
子宮体がん検診
日本では、2018年に子宮体がんに罹患した人は17,089人で、2020年には2,644人が子宮体がんで亡くなっています。大体1日に6人の方が亡くなる計算になります。(国立研究開発法人国立がん研究センター 全国がん登録罹患データ 2018年より)
子宮体がんは、早期に発見し、病気が子宮にとどまっているうちに治療すれば、ほとんどの方で治療改善が期待できます。
早期発見のためには、やはり検診が大切です。子宮体がん検診は、経腟超音波検査と細胞診を組み合わせて行います。経腟超音波検査では、子宮内膜の状態に異常が無いかを調べます。細胞診は、細いブラシを子宮内に挿入して子宮内膜の細胞を採取し、顕微鏡で異常の有無を検査します。細胞診でがんが疑われた場合は、スプーン状の専用器具で子宮内膜の組織を採取して調べる検査(組織診)を行います。
子宮体がん検診は、以下のような方に検診をご案内しています。
- 40代以上の人
- 年齢にかかわらず月経不順の人、子宮内膜増殖症(しきゅうないまくぞうしょくしょう)と診断された人
- 不正出血があった人(とくに閉経後に不正出血があった人はなるべく検査をしてください。)
ブライダルチェック
妊娠や出産を考えている方が対象
ブライダルチェックとは、結婚前はもちろん、妊娠・出産を控えた全ての女性を対象とした婦人科検診です。初期症状に気づきにくい婦人科系疾患の早期発見に結び付きやすく、したがって早期の治療にもつながりやすいので、それが大きなメリットです。
名称にある「ブライダル」という言葉から、よく結婚式前に行う検査と誤解されがちなのですが、結婚してからも、もちろん検査を受けることができます。
あくまでもブライダルチェックの対象は妊娠・出産を考えているあらゆる女性であり、年齢や結婚しているかどうかは関係ありません。
ブライダルチェック
ブライダルチェック | 5,000円~18,000円(税込み) ※患者さまごとに必要な項目を選択していただくため、金額は異なります。 |
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ブライダルチェックの主な検査内容
問診
月経の周期や状態など、また既往症やアレルギー、感染症などについてお伺いします。ご自身で気になることがあれば、遠慮無くご質問ください。
内診
外陰部や腟内を視診します。また、子宮や卵巣の状態を触診で調べます。
風疹抗体検査(血液検査)
風疹ウイルスに対する免疫の有無を調べる検査です。
妊娠初期に風疹にかかると、胎児に感染してしまう可能性があります。
心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天異常が起こることもあるため、赤ちゃんを望まれる方は、ぜひ一度検査を受けて確認しておきましょう。
特に1979年4月~1987年9月生まれの方は予防接種率が低いため、免疫の無い女性が多く、注意を要します。また、子どもの頃に罹った記憶があっても、水ぼうそうの間違いだったというケースもあるので気をつけましょう。
なお、免疫が無い場合にはワクチンを接種しますが、生ワクチンのため、約2カ月間の避妊が必要となります。
※母体の風疹感染により胎児奇形が生じる場合もあると言われています。
梅毒検査(血液検査)
梅毒はトリポネーマ・パリーダム→梅毒トリポネーマという微生物による性感染症です。
潜在的な感染者が増えていると言われます。
胎盤を通じて胎児に感染することもあるので、妊娠前に行う検査です。
HBs抗原検査(血液検査)
B型肝炎ウイルスへの感染を調べる検査です。
日常生活に支障はありませんが、血液などから他人に感染させないよう注意が必要です。分娩時の母子感染を防ぐための検査と言えるでしょう。
HCV抗体検査(血液検査)
C型肝炎ウイルスへの感染の有無を調べる検査です。
日常生活に支障はありませんが、慢性肝炎を発症し、肝硬変から肝臓がんへと移行する可能性があります。感染者は規則正しい生活を心掛けるとともに、定期的な医学的管理を受けることが大切です。
HIV-1、2抗体検査(血液検査)
HIV(エイズウイルス)への感染の有無を調べる検査です。
クラミジア&淋抗原検査(分泌物)
急増している性感染症で、現在罹っているかどうか、他人に感染する可能性がある状態かどうかがわかります。主に性交により感染しますが、知らないうちに感染していることもあります。合併症を起こすと、子宮頸管炎や卵管炎を引き起こして、不妊症や異常妊娠の原因になることもありますので、注意が必要です。
超音波検査(子宮・卵巣)
子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気や卵巣の病気が無いか、また子宮や卵巣の発育状態や妊娠が可能かどうかなどを調べます。
甲状腺機能とプロラクチン検査
TSHやPRLが高値だと、不妊や流産の原因になります。採血で確認し、軽度の異常であれば当クリニックで薬物療法を行います。軽度でない場合は、各専門の医師にご紹介します。